鉱物の定義・岩石との違いについて
概要
鉱物

 銅の硫化鉱物である斑銅鉱は、銅の鉱石として利用されている鉱物です。化学組成はCu5FeS4、結晶系は斜方晶系で、金属光沢を持ち、劈開は不完全、断口は不規則、不平坦、条痕は灰黒です。空気に晒されたばかりの表面は黄色い色をしていますが、表面の酸化及び水酸化により、徐々に緑、青、紫と変化し斑状模様を成すのが大きな特徴です。内部は元のままで、表面もアセトアルデヒドなどで還元すると元の色に戻ります。この変色の過程を楽しむ収集家も多く、「地学研究」という雑誌によると、30年ほど前まで、日本では徳島県の高越鉱山とともに、佐々連鉱山がキースラガー鉱床の斑銅鉱見本を入手できる産地として、コレクターの間では有名でした。富郷向斜の外縁にあたる佐々連地域は褶曲変性が強く、「ハネコミ」が発達し、斑銅鉱の産出量もやや多かったと考えられます。高品位な黄銅鉱や斑銅鉱には、金や銀、カロール鉱なども含まれる事も知られています。

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