鉱物の定義・岩石との違いについて
概要
ニッケル・鉄の硫化鉱物はかつて硫鉄ニッケル鉱と呼ばれていましたが、同じ成分で別鉱物のビオラル鉱が発見されたため、今はアイルランドの自然科学者にちなむペントランド鉱という呼び方が一般的です。自形は正八面体をなす等軸晶系で、塊状または粒状で産出しますが、純粋なものは非常にまれで、日本では磁硫鉄鉱と球状集合をなしたり、黄銅鉱、キューバ鉱などと共存して主要なニッケル資源となる含ニッケル磁硫鉄鉱として正マグマ性鉱床や接触交代鉱床(スカルン型鉱床)中に産出しています。ギリシアから、トルコ、イランでの産出が多くみられます。外観は明るいブロンズ黄色、錆びると褐色になり、不透明で金属光沢を持ちます。条痕は明るいブロンズ褐色で、硬度は3~4、比重は4.5~5.0です。表面は黄銅鉱に似ていますが内部の色は異なっています。近代では、黄銅鉱とペントランド鉱の製錬には共に硫化鉱であるのでマット製錬の方法が採られています。
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