鉱物の定義・岩石との違いについて
概要
鉱物

 赤色硫化水銀、丹砂、賢者の石、朱砂、水銀朱とも呼ばれる辰砂(しんしゃ)は中国の辰州で多く産出したことからこの名称が浸透しています。純粋なものは約345℃で黒色の黒辰砂相当相に転移し、約481℃でハイパー辰砂相当相に転移します。硫化水銀からなる鉱石鉱物であり、顔料としても用いられます。洋紅色をしており、赤い色は神聖であるとして、旧石器時代や縄文時代から土器や木製品の表面に塗られたり、人を墓に埋葬するときに上から振りかけたりして使われてきました。西日本では弥生時代の終末から多く使われるようになり、古墳時代には古墳の石室に多く振りまかれるようになります。魏志倭人伝の邪馬台国にも「其山 丹有」と記述されています。奈良県の大和天神山古墳の竪穴式石室の中には41kgも使われていました。また漢方としても鎮静、催眠を目的として使用されます。現在では奈良県のほかに徳島県、大分県、熊本県などで産出します。

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