鉱物の定義・岩石との違いについて
概要
鉱物

 輝銅鉱は化学組成Cu2Sの銅の硫化鉱物で、簡単に硫黄と分離して銅を取り出すことができることから、古くからの銅の重要な鉱石鉱物として知られています。黄銅鉱(CuFeS2)の約2倍の銅を含み、銅分は全体の80%あまりにもなります。多くは細粒状か塊状で産出され、明らかな結晶になるものは稀です。金属光沢を持ち、色は青みを帯びた暗鉛灰色ですが、空気に触れると次第に無光沢の黒色に変色します。条痕は鉛灰色です。へき開は不明瞭で、断口は不平坦なのも特徴です。鑑定には、硝酸に溶かすと緑色の溶液となり、これにアンモニアを加えると青く変化するという性質を利用します。また、青みが強く、断口は貝殻状の方輝銅鉱や、紫色が強く、方輝銅鉱と輝銅鉱の中間の性質を持つデュルレ鉱など、化学組成の違いによるバリエーションがあります。結晶系は105℃以下で斜方晶系、105℃以上で六方晶系に属する同質異像鉱物で、モース硬度は2.5~3、比重は5.8です。

関連リンク
コンテンツ