鉱物の定義・岩石との違いについて
概要
鉱物

 ヒ素の硫化鉱物である雄黄は化学組成As2S3で表されます。石黄とも呼ばれ、橙黄色で半透明をしており、樹脂光沢をもっています。中世までは顔料としての用途で知られていましたが、毒性を持つため今日では利用されることがありません。体内に入ると嘔吐や下痢をして、意識が朦朧とする症状が発生します。古典時代にしばしば使用されたとプリニウスやヴィトルヴィウスが言及していますが、ド・ヴィルトの調査によれば、オランダやフランドルの絵画には使用例がありません。中国では雄黄酒というものがあり、ドラゴンボート・フェスティバルの際にご飯やワインとともに使用されます。端午節には必要不可欠とされ、ヨモギをさしてショウブを掛け、雄黄酒をまくことが、夏場における虫よけや殺菌、病気の予防に効果的な、良い習慣とされています。その他ヘビやマムシの毒を受けた場合の解毒剤や抗炎症剤として利用されますが、鶏冠石と混同してしまうこともあります。

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